2003年、更なる高速化と、常滑線の開業及び既存路線の列車の増発に伴う車両不足のため、製造されたのがこの「2000系電車」です。
　外観は、多くの路線で使用されることを考慮して路線ごとのラインカラーではなく、東名電車のコーポレートカラーである青に白のラインが2本と、とてもシンプルながらも東名電車らしさを印象付けています。
　車内は、1000系同様寒色系の色を中心とし、爽やかで軽快な雰囲気を持っています。また、東名電車では初めて、次駅情報、停車駅案内、所要時間、運行状況や、広告などを表示する液晶ディスプレイを各ドア上に2台搭載しています。
　座席も、1000系同様転換クロスシートですが、ドア付近の座席が転換出来るようになり、すべてお客様が進行方向を向いて座れるようになりました。
　東名電車の標準車両であることから、広範囲でその活躍を見ることができ、2000系をベースとし運用される路線に特化された車両（2200系、2600系、2800系、3000系など）なども製造されるようになりました。

運用開始：2003年～
編成：8両、4両、2両編成
起動加速度：2.7km/h/s（夢ライン仕様車 3.8km/h/s)
営業最高速度：130km/h
設計最高速度：130km/h
車両定員：150人/両
車両寸法：長20000mm 幅2978mm 高4020mm
最大車両質量：36.3t　
電気方式：直流1500V
歯車比：16:83
制御装置：VVVFインバータ制御（IGBT）
台車：円錐積層ゴム式ボルスタレス台車（ヨーダンパ付）
ブレーキ方式：電気指令式（直通・回生・抑速）・直通予備ブレーキ
保安装置：ATS-S・ATS-P・EB・TE・防護無線
製造メーカー：東名車両

運用路線：名横・名岐線、常滑・空港・みなと線、名古屋環状夢ライン、愛岐線